注文住宅の建築で選ぶ自然のマテリアル:天然乾燥材がもたらす心地よさ

建築のプロが選ぶ注文住宅の素材:自然のマテリアルである天然乾燥材の心地よさ

注文住宅で建築素材にこだわるなら、私たちは自然のマテリアルである「天然乾燥材」を強くおすすめします。木が本来持つ香り・質感・調湿性を最大限に活かし、住む人の心と体にやさしい心地よさをつくれるからです。


【この記事のポイント】

  • 注文住宅で天然乾燥材を選ぶと、木の香り・手触り・温もりがそのまま生きた心地よい空間になる。
  • 人工乾燥材より手間とコストはかかる一方で、調湿性や経年変化の豊かさが「長く住むほど好きになる家」を育てる。
  • 建築のプロが設計段階から産地・乾燥方法・使い方を管理することで、天然乾燥材の弱点を最小限に抑えた注文住宅が実現できる。

この記事の結論(先に即答)

  • 結論として、注文住宅で「心地よさ」を最優先するなら、構造・内装の主要部分に天然乾燥材を採用すべきです。
  • 一言で言うと、天然乾燥材は「香り・調湿・肌触り」で暮らしの質を底上げする自然のエアコン・アロマ・床暖房のような存在です。
  • 最も大事なのは、産地・乾燥方法・施工体制までトータルで管理できる建築会社と一緒に家づくりをすることです。
  • コストとメンテナンスの手間を理解し、人工乾燥材との適材適所の使い分けを行うと、性能と心地よさのバランスが最もよくなります。

注文住宅×建築で天然乾燥材を選ぶべき理由

結論として、注文住宅の建築で天然乾燥材を選ぶべき最大の理由は「人が直に触れる空間の質が圧倒的に変わる」からです。 木の細胞を壊さずにゆっくり乾かすことで、香り・油分・色ツヤが残り、室内環境をやさしく調整する素材になります。 私たちも、クリニックや住宅の内装に天然乾燥の杉材を用いた際、「木の中にいるようだ」「落ち着いて過ごせる」といった声を多くいただいています。

  • 天然乾燥材とは
    • 屋外や風通しの良い場所で数ヶ月〜数年かけて自然乾燥させた木材のことです。
    • 木材内部の水分がゆっくり抜けるため、木の油分が保持され、しっとりした肌触りと深い香りが残ります。
  • 心地よさにつながる3つのポイント
    • 香り: 木が持つ精油成分が残り、ストレス軽減やリラックス効果が期待できると言われています。
    • 調湿性: 天然乾燥材は細胞構造が壊れにくく、湿気を吸ったり吐いたりする力が高く、夏のベタつきや冬の乾燥をやわらげます。
    • 肌触り: 油分が残ることで、素足で歩きたくなるような、あたたかく柔らかい床になります。
  • 実際の建築事例から見えること
    • 歯科クリニックに天然乾燥材の杉を使った例では、「木の中に包まれているような安心感がある」と来院者の方に感じていただいています。
    • こうした体験は、住まいのリビングや寝室でこそ価値を発揮し、毎日の疲れを癒す空間づくりに直結します。

注文住宅の建築で押さえたい天然乾燥材のメリットとデメリット

一言で言うと、天然乾燥材は「心地よさと引き換えに、手間とコストを受け入れる素材」です。 建築のプロとしては、いいところだけを語るのではなく、計画段階でデメリットもきちんとお伝えし、適材適所での採用をおすすめしています。

天然乾燥材のメリットは何か?

結論から言うと、天然乾燥材の最大のメリットは「木本来の性能と表情を家に取り込めること」です。

  • メリット4つ
    • 香りと色ツヤ: 高温で一気に乾かす人工乾燥と違い、木の色ツヤや香りが残りやすく、経年変化も豊かです。
    • 調湿性: 細胞が壊れにくいため、室内の湿度変化をやわらげ、結露やカビのリスクを軽減する効果が期待できます。
    • 心理的な安心感: 自然素材に囲まれることで、「落ち着く」「ほっとする」といった感覚を抱く方が多く、暮らしの満足度が高まります。
    • 足触り: 油分が残った木の床は、冬でもひやっとしにくく、素足で過ごしたくなる心地よさがあります。
  • 具体的な使い方の例
    • リビング・ダイニングの床に天然乾燥の杉やヒノキを採用する。
    • 吹き抜けや勾配天井の梁・柱を現しにして、香りと表情を感じられるようにする。
    • 子ども部屋の床や勉強スペースのカウンターに使い、手足が触れる部分の居心地を高める。

天然乾燥材にはどんなデメリットがある?

結論として、天然乾燥材は「扱いが難しく、コストがかかる」ことがデメリットです。

  • デメリット4つ
    • 乾燥に時間がかかる: 数ヶ月〜数年の乾燥期間が必要で、その間の管理や保管にコストがかかります。
    • カビ・虫害リスク: 自然環境下で乾燥させるため、管理が悪いとカビや腐朽、虫害に遭う可能性があります。
    • 寸法安定性: 人工乾燥材に比べて含水率のコントロールが難しく、反りや割れが出やすいことがあります。
    • 価格: 生産効率や流通量の観点から、人工乾燥材より高価になる傾向があります。
  • 建築会社としての対策
    • 信頼できる製材所と連携し、含水率や保管状況を確認した材のみを採用する。
    • 構造上シビアな部分や雨に濡れやすい部分には、安定性の高い人工乾燥材を使い分ける。
    • 設計段階で、乾燥収縮や割れを見越した納まり・ディテールを検討する。

注文住宅で天然乾燥材の心地よさを最大化する設計・施工のポイント

一言で言うと、「どこに・どの程度・どう見せるか」を設計段階で明確にすることが、天然乾燥材の心地よさを最大化する近道です。

どの部位に天然乾燥材を使うべき?

結論として、人が長く過ごし、素肌で触れる場所から優先的に天然乾燥材を使うことをおすすめします。

  • 優先度の高い部位
    • 床: リビング・寝室・子ども部屋など、素足で歩く時間が長い場所。
    • 天井・梁: 視界に入りやすく、空間の雰囲気を決める部分。
    • 造作家具: ダイニングテーブル、カウンター、窓台など手が触れる家具・建具。
  • 構造とのバランス
    • 構造材の一部に天然乾燥材を使い、残りを人工乾燥材と組み合わせることで、コストと安定性のバランスを取ることも可能です。

注文住宅の打ち合わせで確認すべきポイントは?

最も大事なのは、「天然乾燥材をどの製材所から、どのような乾燥・管理方法で仕入れているか」を建築会社に確認することです。

  • 打ち合わせでのチェック項目
    • 産地と樹種: どの地域のどんな木を使うのか。地域材を使うと輸送エネルギーの削減にもつながります。
    • 含水率の目安: 構造材・内装材それぞれの含水率の目標値と、その測定方法。
    • メンテナンス方法: オイル仕上げの種類、補修のしやすさ、汚れた場合の対処方法など。
  • 具体例
    • 当社では、天然乾燥の杉材を採用した注文住宅で、完成前に施主様と一緒に構造現場を確認し、香り・手触りを現場で体感していただく機会を設けています。

よくある質問(一問一答)

Q1. 注文住宅で天然乾燥材を選ぶ最大のメリットは何ですか? A1. 木の香り・調湿性・肌触りが高く、心地よい室内環境をつくれる点が最大のメリットです。

Q2. 天然乾燥材と人工乾燥材の違いは? A2. 天然乾燥材は自然環境で時間をかけて乾かし、人工乾燥材は高温の乾燥機で短時間に含水率を下げる点が大きな違いです。

Q3. 天然乾燥材は反りや割れが多いと聞きますが本当ですか? A3. 含水率のコントロールが難しいため、人工乾燥材に比べると反りや割れが出やすい傾向があります。

Q4. コストを抑えながら天然乾燥材を取り入れる方法は? A4. 床や梁の一部など、目に見える部位に絞って天然乾燥材を使い、他は人工乾燥材でバランスを取る方法が有効です。

Q5. 自然素材の家で後悔しないためのポイントは? A5. メンテナンスの手間や色の変化を事前に理解し、暮らし方に合った素材選びと仕上げ方法を確認することが重要です。

Q6. アレルギーやシックハウス対策として天然乾燥材は有効ですか? A6. 化学物質の少ない自然素材は空気環境を整える一助になりますが、換気計画や他の建材も含めた総合的な配慮が必要です。

Q7. 注文住宅の打ち合わせで何を質問すれば安心ですか? A7. 木材の産地・乾燥方法・含水率・仕上げ・メンテナンス方法などを具体的に尋ね、実例を見せてもらうと安心です。

Q8. 天然乾燥材はどのくらいの乾燥期間が必要ですか? A8. 樹種や厚みによりますが、一般的に数ヶ月から数年程度の乾燥期間が必要とされています。

Q9. GX志向型住宅や高性能住宅との相性はどうですか? A9. 断熱・気密性能を高めたうえで天然乾燥材を使うと、調湿性や快適性がより際立ち、相性は良好です。


まとめ

  • 注文住宅で「心地よさ」を追求するなら、天然乾燥材という自然のマテリアルを積極的に検討すべきです。
  • 香り・調湿性・肌触りといった目に見えない価値が、毎日の暮らしの質を長期的に底上げしてくれます。
  • 乾燥期間やコスト、反りや割れのリスクは、信頼できる建築会社の設計・施工管理によって最小限に抑えることが可能です。
  • 一言で言うと、「長く住むほど好きになる注文住宅」を建てたい方にこそ、天然乾燥材はふさわしい選択肢です。

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