注文住宅の断熱対策!建築コストにおける樹脂サッシの導入費用と最新の値段は?
注文住宅で樹脂サッシを採用する場合、窓1カ所あたりの費用は一般的な相場で約6万〜20万円前後が目安で、アルミサッシの約1.5〜2倍の初期コストになります。ただし断熱性能が大きく向上するため、冷暖房費の削減や結露・カビの抑制まで含めて長期で見ると、トータルの「建築コスト+ランニングコスト」を抑えやすい建材です。
結論としては、「窓1カ所あたりの導入費用はおおむね6万〜20万円前後、リフォームも含めた上限では25万〜60万円程度を見込む必要がある」ということです。その代わりに、アルミサッシより高い断熱性能により冷暖房費を抑えやすく、長期的には光熱費の削減で差額を十分に回収し得る建築パーツと言えます。
【この記事のポイント】今日の要点3つ
- 注文住宅で樹脂サッシを採用すると、アルミサッシの約1.5〜2倍の窓コストになる一方、断熱性能・結露対策で暮らしの質が大きく向上します。
- 樹脂サッシの工事費込みの目安は、1カ所あたりおおよそ6万〜20万円前後で、窓交換リフォームでは25万〜60万円程度のケースもあります。
- 建築全体の断熱計画とセットで考えると、樹脂サッシは高性能住宅や省エネ等級6〜7クラスを狙う注文住宅では、ほぼ必須に近い選択肢になりつつあります。
この記事の結論
- 樹脂サッシの値段の目安は、1カ所あたり約6万〜20万円、リフォームの交換では25万〜60万円程度を想定するのが現実的です。
- アルミサッシ比でコストは約1.5〜2倍ですが、その分断熱性・防露性・防音性が高く、冷暖房費の削減につながりやすい窓です。
- 高断熱な注文住宅(断熱等級6〜7クラス)では、外皮性能の要である窓性能を確保するうえで、樹脂サッシの採用が強く推奨されます。
- 建築コストを抑えつつ性能を確保するには、南面など熱損失の大きい面を優先して樹脂サッシ化し、窓の大きさ・数を同時に計画することがポイントです。
樹脂サッシとは?注文住宅の断熱でなぜ重要か
樹脂サッシの基本性能と断熱の関係
結論として、樹脂サッシは「窓からの熱の出入りを大きく減らす」ための、注文住宅における要となる建築パーツです。樹脂は金属であるアルミと比べて熱を伝えにくく、室内外の温度差を窓まわりで食い止める役割を果たします。
- 樹脂サッシは、窓枠部分に熱伝導率の低い樹脂素材を使用したサッシです。
- アルミサッシは熱が伝わりやすく、冬は冷気、夏は熱気が窓まわりから入りやすくなります。
- 樹脂サッシ+高性能ガラス(複層・Low-Eなど)を組み合わせることで、断熱等級6〜7クラスの住宅でも十分な窓性能を確保しやすくなります。
この点から分かるのは、断熱材のグレードを上げる前に「窓の性能をどうするか」を決めることが、実務的には非常に重要だということです。
アルミサッシとの違いとランニングコスト
最も大事なのは、樹脂サッシが「初期コストは高いが、冷暖房費を抑えやすい」窓だという点です。アルミサッシとの違いを整理すると、以下のようになります。
- アルミサッシと比べて、樹脂サッシは熱を伝えにくいため、窓際のヒンヤリ感やジリジリ感がぐっと減ります。
- 高断熱の樹脂サッシを用いた住宅では、エアコン1台で家全体を冷暖房しやすく、結果として年間の冷暖房費を抑えられた事例も見られます。
- 結露が起きにくいため、カビやダニの発生リスクが減り、室内環境の健全性にも寄与します。
現実的な判断としては、「建築費だけ」ではなく「光熱費を含めた20〜30年スパン」で窓の費用対効果を見るのがポイントです。
注文住宅で採用する樹脂サッシの値段は?具体的な費用感
1カ所あたりの価格相場とグレード
結論から言うと、樹脂サッシの価格は「窓の大きさ・ガラス仕様・メーカー」によって大きく変動しつつも、1カ所あたりの工事費込み相場はおおむね6万〜20万円前後が一つの目安です。
- 樹脂サッシをリフォームで設置する費用相場は、1カ所あたり約6万〜22万円とされています。
- 内窓を追加する場合は、約5万〜8万円、樹脂サッシへの窓交換では約5万〜20万円ほどが目安です。
- 別の調査では、内窓追加で約8万〜15万円、窓自体を樹脂サッシに交換すると1カ所あたり25万〜60万円程度とされるケースもあります。
この点から分かるのは、同じ「樹脂サッシ」といっても、仕様・施工内容によって価格帯が大きく上下するため、見積もり段階で仕様を揃えて比較することが重要だということです。
アルミとの価格差と建築コストへの影響
一言で言うと、樹脂サッシはアルミサッシの約1.5〜2倍の価格帯になることが多く、窓の数が多い注文住宅ほど総額へのインパクトが大きくなります。
- 樹脂サッシの本体価格は、アルミサッシの約2倍、アルミ樹脂複合サッシでも約1.5倍とされています。
- 窓の数が多い間取りや、大開口の掃き出し窓を連続して設ける場合は、その分樹脂サッシのコストも膨らみます。
- その一方で、高断熱窓を採用することで、省エネ基準を満たしやすくなり、補助金制度の対象となる可能性も高まります。
実務的には、「全部の窓を最大グレードの樹脂サッシにする」のではなく、南面の大きな窓や西日の強い面など、熱損失・取得の大きい窓を優先してグレードアップする設計が、コストバランスの良い選択になりやすいです。
樹脂サッシを選ぶときのチェックポイントと失敗しない進め方
注文住宅で押さえるべき選定ポイント
樹脂サッシを選ぶ際に初心者がまず押さえるべき点は、「断熱性能・ガラス仕様・窓の配置と大きさ」をセットで考えることです。
- 断熱性能は、サッシ(枠)だけでなく、ガラスの種類(複層・Low-E・ガス入り)とセットで評価します。
- 南面は日射取得、西面は日射遮蔽など、方位ごとに役割が違うため、窓の大きさと位置を一緒に計画する必要があります。
- 高断熱な樹脂サッシを採用するときは、気密性能も合わせて確保することで、より安定した室温と省エネ性を実現できます。
判断基準として重要なのは、「窓1カ所ごとの単価」だけでなく、「住まい全体の温熱環境をどうしたいか」というゴールから逆算することです。
採用までの流れ
樹脂サッシ採用の一般的な流れを、家づくりの実務に即してステップ化すると、次のようになります。
- 予算と目標断熱性能(断熱等級・ZEHなど)を決める。
- 間取りのラフ案を作り、窓の数・位置・大きさのイメージを固める。
- 断熱材の種類・厚みと合わせて、外皮性能の目標値を設計者と共有する。
- 樹脂サッシを採用する部位(全面・南面中心・水まわり優先など)を優先順位づけする。
- メーカーやシリーズを絞り、性能と価格を比較する(カタログ・ショールームなど)。
- ガラス仕様(Low-E・ガス入り・遮熱タイプなど)を方位ごとに決める。
- 概算見積もりで窓コストの総額を確認し、必要があれば窓の大きさや数、グレードを微調整する。
- 最終仕様を確定し、確認申請・実施設計に反映する。
- 工事段階で取り付け位置や気密処理を現場で確認する。
- 引き渡し後、冷暖房の効き方や結露の有無をチェックし、性能を体感する。
こうした条件を踏まえると、樹脂サッシは「単なるオプション」ではなく、断熱設計の中核として初期段階から計画に組み込むことが、満足度の高い注文住宅づくりにつながります。
よくある質問
Q1. 樹脂サッシは注文住宅で本当に必要ですか?
高断熱な注文住宅を目指すなら、窓の断熱性能が外皮性能に大きく影響するため、樹脂サッシの採用は非常に有効です。
Q2. 樹脂サッシの値段はどのくらい見ておけば安心ですか?
一般的なリフォーム相場では1カ所あたり約6万〜22万円が目安で、仕様次第では25万〜60万円程度になるケースもあります。
Q3. アルミサッシと比べてどれくらい高くなりますか?
アルミ樹脂複合サッシで約1.5倍、オール樹脂サッシでは約2倍程度の本体価格になると考えられています。
Q4. 光熱費はどのくらい下がりますか?
条件により異なりますが、窓の断熱性能を高めることで冷暖房負荷が減り、エアコン台数や稼働時間を抑えやすくなります。
Q5. 樹脂サッシにすると結露はなくなりますか?
完全になくなるとは限りませんが、アルミサッシと比べて枠の表面温度が下がりにくく、結露しにくい環境をつくりやすくなります。
Q6. 補助金の対象になることはありますか?
断熱改修や窓リフォームを対象とした補助金事業が行われることが多く、樹脂サッシ採用が対象条件になるケースもあります。
Q7. 新築時に樹脂サッシをケチって、後から交換しても良いですか?
後からの交換は工事費がかさみやすいため、新築時点で性能とコストのバランスを見ながら、優先度の高い窓だけでも樹脂サッシにしておく方が合理的です。
Q8. 樹脂サッシはメンテナンスが大変ではありませんか?
塗装の必要性が低く、適切な清掃と点検で長く使える窓であり、特別なメンテナンス負担が増えるわけではありません。
まとめ
- 樹脂サッシの導入費用は、窓1カ所あたりおおよそ6万〜20万円前後、リフォームでの交換では25万〜60万円程度を見込むのが現実的です。
- アルミサッシと比べて初期コストは約1.5〜2倍ですが、その分断熱性・防露性・防音性が高く、冷暖房費を抑えやすい窓です。
- 高断熱な注文住宅では、樹脂サッシを外皮性能の要として早い段階から計画し、窓の数・大きさ・方位と合わせて建築コストの最適化を図ることが重要です。
―― 会社情報 ――
株式会社四方継(しほうつぎ)
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