スケルトンから考えるリノベーション!自由な建築設計で間取り変更を叶えるポイントとは?

リノベーションで大胆な間取り変更!建築構造を活かしたスケルトン工事の成功ポイントとは?

リノベーションで大胆な間取り変更を叶えるには、建物の「構造」を正しく理解したうえでスケルトン工事を計画することが重要です。そのうえで、事前診断・性能向上・信頼できるパートナー選びの3点を押さえることで、安心して自由度の高い設計が可能になります。


【この記事のポイント】今日の要点3つ

  • スケルトンリノベーションは「構造体だけを残す」工事で、間取り変更の自由度が高い一方、建物構造の制約も受けます。
  • 成功のカギは、事前の建物診断・耐震や断熱など性能向上・予算配分を明確にすることです。
  • 経験豊富な建築士・施工会社と連携し、暮らし方から逆算したプランづくりが失敗しないスケルトンリノベーションへの近道です。

この記事の結論

  • スケルトンリノベーションでの間取り変更は「構造の理解」と「事前診断」が最重要です。
  • 木造やラーメン構造の建物は比較的自由度が高く、壁式構造や一部工法では制約が大きくなります。
  • 60〜70㎡マンションで600〜1,000万円前後、戸建て80〜100㎡で800〜2,000万円が相場の目安です。
  • 費用・工期・構造の制約を踏まえ、必要な性能向上(耐震・断熱・設備)を優先して計画することが大切です。
  • 私たち四方継のような建築と地域に根ざしたパートナーと組むことで、将来世代まで見据えた価値ある住まいづくりが可能になります。

リノベーションで「スケルトン工事」を選ぶべきケースとは?

スケルトン工事は「暮らしを一から組み立て直したい」ときに最も効果を発揮します。構造体だけを残し、内装・設備・配管をすべて刷新できるため、間取り変更の自由度と性能向上を同時に実現できるからです。たとえば夫婦2人のセカンドライフで和室を一体化した広いLDKにするケースや、在宅ワーク用の個室を新設するケースなど、ライフスタイルの変化に合わせた大胆な再構成に向いています。

スケルトンリノベーションとは?建築的な定義

スケルトンリノベーションは「構造躯体のみを残して解体する改修工事」です。床・壁・天井、内装仕上げ、給排水配管、電気配線などを撤去し、コンクリートや木造の骨組みまで一度「スケルトン(骨だけの状態)」に戻すのが特徴です。これにより、キッチンの位置変更や水回りの集約・移設、大きなワンルームLDKへの変更など、通常のリフォーム以上の設計自由度が得られます。

どんな建物でメリットが大きい?マンションと戸建ての違い

築年数が経過したマンション・戸建ての双方で、スケルトンリノベーションのメリットは大きくなります。マンションでは、専有部分の配管更新や断熱改修を一度に行えるため、設備と快適性をまとめて底上げできます。戸建てでは、構造体の劣化状況を確認しながら耐震補強や断熱強化を行え、長期的に安心して住み継げる住まいへの更新が可能です。弊社でも、二世帯同居や職住一体の住まいへの転換など、「用途を変える」ようなご相談でスケルトンを選択するケースが増えています。

スケルトン工事の費用と工期の目安

スケルトン工事には一定以上の費用と時間がかかることを、事前に理解しておくことが大切です。目安として、60〜70㎡のマンションでは約600〜1,000万円、70〜80㎡で約800〜2,000万円、80〜90㎡で約1,000〜3,000万円といった相場になります。戸建てでは80〜100㎡で約800〜2,000万円、100〜120㎡で約1,500〜3,000万円、120〜150㎡で約2,000〜4,000万円がひとつの目安です。工期も、解体・補強・断熱・設備・内装まで含めると数カ月単位になるため、仮住まいの手配や引越し時期の調整を早めに検討することが重要です。


リノベーションで大胆な間取り変更を成功させる建築構造のポイント

間取り変更の自由度は「建物の構造タイプ」でほぼ決まります。木造軸組やラーメン構造は、耐力壁や柱・梁をきちんと押さえれば比較的大胆な変更がしやすい一方、壁式構造や一部プレハブ工法などでは取り払えない壁が多く、計画の工夫が必須になります。そのため、私たちはプラン検討前に必ず構造診断を行い、「どこまで変えられて、どこが残るのか」をお客様と共有するところからスタートしています。

構造による「変えられる壁」と「残すべき壁」

まず押さえていただきたいのは、「すべての壁が自由に壊せるわけではない」という点です。木造軸組構法では、柱と梁で建物を支え、耐力壁以外の壁は比較的撤去しやすく、間取り変更の自由度が高いとされています。一方で、鉄筋コンクリート造の壁式構造や、プレハブ・2×4工法などは壁が構造体を兼ねるため、大きな開口や撤去に制限がかかりやすくなります。こうした条件を踏まえると、間取り変更の可能性を早い段階で構造図と現地調査から見極めることが、理想とのギャップを防ぐうえで非常に重要です。

耐震と断熱をどう組み込むか

スケルトンリノベーションのタイミングで「耐震性能」と「断熱性能」を優先的に底上げすることをおすすめしています。耐震では、基礎の補強や耐力壁の追加、接合部の金物補強、劣化した構造材の交換などを行い、大きな揺れへの備えを高めます。断熱では、外周部の壁・床・天井に断熱材を追加し、サッシの性能を見直すことで、冷暖房効率の向上と結露リスクの低減が期待できます。税制優遇や補助金が適用されるケースもあるため、性能向上とコストのバランスを踏まえて計画することが重要です。

水回り移動・設備計画で失敗しないために

水回りの位置変更は「配管ルート」と「管理規約」次第で、できる範囲が大きく変わります。マンションでは、共用部である縦配管やスラブへの穿孔に制限があり、キッチンや浴室の移動に制約が生じる場合があります。戸建てでも、勾配が必要な排水経路や基礎形状によって、移動できる距離に限界が出るケースがあります。そのため、図面と現地調査に基づき、配管経路を含めた設備設計を建築士・設備業者と早期に検討することで、「想定していた位置に置けなかった」という後悔を防ぎやすくなります。


よくある質問

Q1. スケルトンリノベーションと通常のリフォームの違いは?

スケルトンリノベーションは構造体だけ残して内装・設備をすべて解体するため、間取り変更や性能向上の自由度が高い点が通常リフォームとの大きな違いです。

Q2. 間取り変更はどこまで自由にできますか?

建物の構造に左右され、木造軸組やラーメン構造では比較的自由度が高い一方、壁式構造やプレハブ工法では撤去できない壁が多く、大きな変更には制約があります。

Q3. 費用の相場はどのくらいですか?

マンション60〜70㎡で約600〜1,000万円、80〜90㎡で約1,000〜3,000万円、戸建て80〜100㎡で約800〜2,000万円などが代表的な相場の目安です。

Q4. 工期はどれくらいかかりますか?

解体から構造補強、断熱、設備、内装まで行うため、規模にもよりますが、一般的には数カ月単位の工期が必要になるケースが多いです。

Q5. どんなタイミングでスケルトンリノベーションを検討すべきですか?

築年数が古く設備更新や断熱改善が必要なとき、家族構成や働き方の変化で間取りを根本的に見直したいときに検討する価値が高くなります。

Q6. マンションで水回りの位置を大きく変えられますか?

管理規約や共用部の配管位置、排水勾配の条件によって可能な範囲が変わり、希望通りに動かせない場合もあるため事前の技術的な確認が不可欠です。

Q7. スケルトンリノベーションで注意すべきリスクは?

解体後に構造の劣化や想定外の補強が必要になるケースがあり、追加工事や費用増加のリスクがあるため、余裕を持った予算計画が重要です。

Q8. 耐震補強と断熱改修は同時に行った方が良いですか?

構造体が露出するスケルトン工事のタイミングは、耐震補強と断熱改修を同時に行える効率の良い機会であり、長期的な快適性と安心につながります。

Q9. 施工会社はどのように選べばよいですか?

スケルトンリノベーションの実績、構造理解に基づく提案力、地域に根ざしたアフター体制を持つ会社を選ぶことで、工事品質と長期的な安心を確保しやすくなります。


まとめ

  • スケルトンリノベーションは構造体だけを残し、間取り変更と性能向上を同時に実現できる工事です。
  • 間取り変更の自由度は建物の構造に大きく左右されるため、構造診断と事前計画が欠かせません。
  • 費用・工期・リスクを理解したうえで、耐震・断熱・設備を優先し、信頼できるパートナーとともに将来を見据えた住まいづくりを行うことが成功のポイントです。

―― 会社情報 ――
株式会社四方継(しほうつぎ)
おもな事業:建築 × 地域活性化
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