はじめに:つない堂が目指す地域社会の姿
株式会社四方継が展開する地域活性化事業「つない堂」は、「信頼の輪を広げ、検索不要の安心安全な地域社会を作る」というビジョンを掲げています。
この春、私たちつない堂のスタッフは、地域の教育支援の要である「しずく学習塾」のホームページとチラシの大幅な更新作業に取り組みました。この作業は単なるデザイン変更ではなく、地域の皆様に正確で安心できる情報をお届けするための重要な取り組みでした。
本記事では、HP更新の裏側にある私たちの想いと、地域の学習支援にどのように真剣に向き合っているのかをお伝えします。
第1章:教室移転に伴うHP刷新プロジェクト
2025年4月、新しい一歩を踏み出すために
2025年4月頃、しずく学習塾は新しい教室へお引越しをしました。私たちつない堂のスタッフは、この移転に伴うホームページやチラシの更新業務を担当させていただきました。
教室が移転するということは、ただ場所が変わるだけではありません。地域の保護者の方々や子どもたちにとって、「どこにあるのか」「どんな環境なのか」という情報は、学習塾を選ぶ上で最も重要な判断材料となります。
地図更新へのこだわり
最も力を入れたのが、新しい教室の場所を正確にお伝えするための地図の更新です。
インターネットで検索すれば地図は出てくる時代ですが、私たちは「検索しなくても、見ればすぐにわかる」ことを大切にしています。特に初めて訪れる保護者の方やお子さんが、迷うことなく安心して教室にたどり着けるように、地図の見やすさ、わかりやすさにこだわりました。
最寄り駅からの道順、目印となる建物、駐車場の位置など、実際に現地に足を運んで確認しながら、細部まで丁寧に作り込みました。
写真で伝える教室の雰囲気
地図と同じくらい重視したのが、教室の写真の刷新です。
学習塾の写真は、単なる建物や部屋の記録ではありません。「うちの子がここで安全に学べるだろうか」「どんな雰囲気で勉強するのだろう」という保護者の方々の不安を解消し、安心感を提供するための大切な要素です。
新しい教室の明るい雰囲気、清潔な学習スペース、子どもたちが集中して学べる環境を、写真を通じて正直にお伝えすることを心がけました。撮影は何度も行い、光の入り方や角度にまで配慮して、実際の教室の良さが伝わる写真を選びました。
多忙な春の中での実行力
実は、この更新作業が行われた2025年の春は、つない堂のスタッフにとって極めて多忙な時期でした。
担当スタッフは「春だというのに仕事も私生活もてんやわんや」と正直に状況を報告していました。年度末の助成金報告、新入社員対応、パソコン対応、そして2025年度の新たな助成金申請など、やるべき業務は山積みでした。
それでも、しずく学習塾の情報更新を優先的に完了させたのは、地域の子どもたちの学習環境を何よりも大切にしたいという私たちの強い想いがあったからです。どんなに忙しくても、地域の皆様への情報提供を後回しにはできません。
第2章:満席御礼が示す地域からの信頼
嬉しい悲鳴、募集人数いっぱいの現状
2025年3月、しずく学習塾では進級ワークショップが行われました。この時の報告が、私たちにとって何よりも嬉しいものでした。
「三年生が卒業して寂しくなったと思ったら、すぐに新二年生、三年生の申し込みをいただき募集人数いっぱいになりました。嬉しい限りです」
この「満席御礼」の状況は、地域の保護者の方々と子どもたちが、しずく学習塾の教育内容と、つない堂が提供する安心感に大きな価値を見出してくださっている証だと感じています。
卒業生が出ても、すぐに新しい生徒さんからお申し込みをいただけるということは、口コミでの評価が高く、地域に根付いた信頼を得られているということです。長年の地道な活動が、こうした形で実を結んでいることに、スタッフ一同、大きな喜びを感じています。
もっと多くの子どもたちを受け入れたい
しかし同時に、スタッフは「場所を広げて受け入れ人数を増やしたいのはやまやま」という切実な想いも抱いています。
学びたいと思ってくれる子どもたちがいる一方で、教室のキャパシティの関係で、すべてのお申し込みにお応えできない状況があります。これは私たちにとって嬉しくもあり、同時に心苦しくもある現実です。
地域からの信頼が、現在の受け入れ能力を超えて高まっているこの状況に、どう応えていくか。これは私たちつない堂にとって、今後の大きな課題であり、同時に次のステップへ進むべき時が来ているという合図でもあります。
新たな支援の仕組みづくり
地域の子どもたちへの学習支援を持続可能なものにするため、私たちは新しい一歩を踏み出しました。
HP更新の一環として、「ご支援のお願い」という新しいページを作成しました。このページでは、銀行振込だけでなく、カード決済でもご支援いただける体制を整えました。
地域活動を「善意」や「ボランティア精神」だけに頼るのではなく、適切な資金調達の仕組みを整えることで、より安定した質の高い学習機会を子どもたちに提供し続けることができます。
透明性を持って運営し、地域の皆様からのご支援を大切に活用させていただく。この姿勢が、さらなる信頼を生み出すと私たちは考えています。
第3章:人生を変える体験を提供する教育哲学
代表・高橋剛志の想い
つない堂を運営する株式会社四方継の代表・高橋剛志の教育哲学は、「人生を変える体験が人生を変える」というものです。
この哲学は、単に勉強を教えるだけではなく、子どもたちの心に残る体験を提供することの大切さを説いています。テストの点数を上げることも大切ですが、それ以上に、子どもたちが将来を考えるきっかけとなる体験、仲間との絆を深める体験、そして自分でできたという達成感を味わう体験が、人生を大きく変える力を持っているのです。
卒業パーティーで生まれる絆
2025年3月29日、テラスでしずく学習塾の卒業パーティーが開催されました。運営スタッフ、ボランティアさん、卒業生、在校生総勢18名が集まり、盛大にお祝いしました。
このパーティーは、ただの「お疲れ様会」ではありません。子どもたちにとっては、自分がこの学習塾で過ごした日々を振り返り、支えてくれた人たちに感謝する大切な機会です。
また、在校生にとっては、先輩たちが卒業していく姿を見て、自分もここで頑張ろうという気持ちが芽生える瞬間でもあります。こうした世代を超えた交流が、地域コミュニティ内での絆を深め、子どもたちの「人生を変える体験」となっていくのです。
モノづくりの楽しさを伝える木工教室
2025年8月2日には、「ちびっこ応援!木工教室」を開催しました。午前の部だけで3家族が参加し、「インテリア棚」や「キーフック」を作成しました。
この活動は、四方継が本業として取り組む建築の専門性を活かした教育支援です。私たちは「モノづくりの担い手を子供の憧れの職業にする」という目標を掲げており、木工教室はその第一歩となる取り組みです。
実際に木材に触れ、道具を使い、自分の手で何かを作り上げる体験は、子どもたちにとって大きな自信につながります。完成した作品を家に持ち帰り、「自分で作ったんだ」と家族に誇らしげに見せる子どもたちの笑顔が、この活動の何よりの成果です。
職人育成との哲学的つながり
実は、しずく学習塾への支援は、四方継が長年取り組んできた職人育成の哲学とつながっています。
四方継は2013年に「職人起業塾」を開講し、職人にイントラプレナーシップ(社内起業家精神)を醸成する研修を全国展開してきました。2016年にはこの取り組みを全国に広げ、2023年には「マイスター高等学院」を設立し、高校卒業資格と大工技術を両立させる教育も行っています。
しずく学習塾での子どもたちへの支援は、この一連の教育哲学の最初の段階です。小学生、中学生の頃から学ぶ楽しさを知り、モノづくりに触れ、将来の可能性を広げていく。そして高校生、大人になってからも、継続的に学び、成長し続ける文化を地域に根付かせる。
「人、街、暮らし、文化を継ぐ」という四方継の理念は、こうした長期的な視点での人材育成によって実現されていくのです。
第4章:情報発信が地域インフラになるということ
検索不要の安心を作る意味
私たちが掲げる「検索不要の安心安全な地域社会」とは、どういう意味でしょうか。
現代社会では、何かを知りたいときはインターネットで検索するのが当たり前になっています。しかし、検索結果には正しい情報もあれば、古い情報や不正確な情報も混ざっています。特に子どもの教育に関わることでは、保護者の方々は慎重に情報を見極めなければなりません。
「検索不要」とは、情報を探す手間を省くという意味だけではありません。それは「信頼できる情報源がすでに地域にある」という安心感を意味しています。
つない堂のホームページを見れば正確な情報が得られる、チラシを見れば必要なことがわかる、そして何かあれば直接相談できる。こうした「顔の見える関係」に基づいた情報提供が、地域の安心につながると私たちは考えています。
正確な情報が信頼を生む
今回のHP更新で特に力を入れた地図と写真の刷新は、まさにこの「信頼できる情報提供」の実践です。
地図が古いままだったら、初めて訪れる方は迷ってしまうかもしれません。写真が古ければ、実際の教室の雰囲気が伝わりません。こうした小さな不一致が、保護者の方々の不安を生み、信頼を損なう可能性があります。
逆に、常に最新で正確な情報を提供し続けることで、「つない堂の情報は信頼できる」という評価が地域に広がっていきます。これは一朝一夕には築けない、地道な積み重ねによって得られる信頼です。
多忙でも優先すべき理由
前述の通り、今回の更新作業は非常に多忙な時期に行われました。それでも私たちがこの作業を優先したのは、情報提供が地域のインフラだと考えているからです。
道路や水道と同じように、正確な情報も地域社会を支える大切なインフラです。道路が壊れたまま放置されたら困るように、情報が古いまま放置されても困ります。
地域の子どもたちの学びの場に関する情報は、特に重要なインフラです。だからこそ、どんなに忙しくても後回しにせず、最優先で取り組む価値があると判断しました。
第5章:これからのつない堂の取り組み
さらなる情報発信の充実へ
今回のHP更新は、一つの区切りではありますが、ゴールではありません。
地域社会は日々変化していきます。子どもたちの学習ニーズも、保護者の方々の関心事も、時代とともに変わっていきます。私たちは、こうした変化に常に敏感であり続け、必要な情報を適切なタイミングで発信していく必要があります。
今後も、しずく学習塾の活動報告、イベント情報、そして地域に役立つ教育情報を、わかりやすく、正確に、タイムリーにお届けしていきます。
地域ネットワークの拡大
つない堂は、「あらゆる分野で卓越した知見を持つ『人』『事業所』『サービス』を発掘し、リアルなネットワークを構築する」ことを使命としています。
しずく学習塾の運営支援は、このネットワーク構築の一環です。教育を通じて地域とつながり、保護者の方々や子どもたち、そして教育に関わるボランティアの方々とのネットワークが広がっていきます。
このネットワークは、学習塾の枠を超えて、地域全体の活性化につながる可能性を秘めています。教育、モノづくり、地域文化、様々な要素がつながり合うことで、「いい街を継ぐ」という私たちの理念が実現していくのです。
受け入れ人数拡大への挑戦
現在、募集人数いっぱいという状況は、嬉しい反面、課題でもあります。
より多くの子どもたちに学びの機会を提供するため、教室の拡大や運営体制の強化を検討していく必要があります。これは簡単なことではありませんが、地域からの信頼に応えるため、私たちが取り組むべき次のステップです。
そのためにも、「ご支援のお願い」ページで整えた資金調達の仕組みを活用し、地域の皆様のご協力をいただきながら、持続可能な運営体制を確立していきたいと考えています。
おわりに:情報更新に込めた想い
今回のしずく学習塾のホームページとチラシの更新は、単なる作業ではなく、地域の皆様への私たちの想いを形にする大切なプロジェクトでした。
新しい地図と写真によって、保護者の方々が安心してお子さんを任せられる。「ご支援のお願い」ページによって、地域活動を持続可能にする。そして何より、正確な情報提供を通じて、つない堂への信頼をさらに深めていただく。
これらすべてが、「信頼の輪を広げ、検索不要の安心安全な地域社会を作る」というビジョンの実現につながっています。
私たちつない堂は、これからも地域の子どもたちに「人生を変える体験」を提供し、「いい街を継ぐ」という使命を果たすため、真摯に活動を続けてまいります。
地域の皆様には、引き続き温かいご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
