建築のプロが選ぶ注文住宅!快適な断熱環境を作る窓選びと構造情報

理想の注文住宅に欠かせない建築の知恵:高性能な断熱窓が持つべき構造情報

理想の注文住宅では、断熱性能の高い窓と適切な構造計画をセットで考えることが、夏も冬も快適で光熱費の安い住まいを実現する一番の近道です。


【この記事のポイント】

今日の要点3つ

  • 注文住宅の快適性は「断熱窓+建物全体の断熱構造(UA値など)」の組み合わせで決まります。
  • 断熱窓は「枠の素材(樹脂・木製など)+ガラス構成(Low-E・複層・トリプル)」の構造情報を理解して選ぶことが重要です。
  • 私たちは実際の施工で、高性能樹脂サッシとバランスのよい断熱仕様を組み合わせた注文住宅を多数手掛けています。

この記事の結論(注文住宅の断熱窓はどう選べばよい?)

注文住宅では、樹脂サッシ+Low-E複層ガラス以上の断熱窓を標準候補にし、建物全体のUA値・ηAC値も同時に確認すべきです。

窓は「家の中で最も熱が出入りする場所」のため、壁や屋根以上に優先して性能を検討する価値があります。UA値0.4前後を目安に、方位ごとの窓サイズと日射取得を計画すると、冷暖房費と快適性のバランスがよくなります。

構造面では、断熱性と同時に耐震性能や気密性能もセットで計画することで、長く安心して住める家になります。

一言で言うと「窓の構造情報を理解して選び、性能値で確認し、実例に慣れた工務店と一緒に計画する」のが最も失敗しない方法です。


注文住宅の建築で、なぜ断熱窓と構造情報がそんなに大事なのか?

注文住宅では、断熱窓と建物の断熱構造情報をセットで見ることが、快適性・光熱費・耐久性を同時に高める鍵です。

理由は、窓が外皮(屋根・壁・床・窓など外気に接する部分)の中で最も熱の出入りが大きい部位であり、UA値やηAC値にも強く影響するからです。

例えば、私たちが手掛けた「こもるとつどうの家」では、樹脂サッシ+Low-Eガラスと充実した断熱材により、UA値0.37・ηA値1.0という高水準の性能を実現し、夏冬ともエアコン負荷を抑えながら心地よい室内環境を実現しています。

UA値・ηAC値とは?注文住宅の断熱性能を表す基本指標

注文住宅の断熱性能を客観的に判断するには、UA値とηAC値という二つの指標を理解することが欠かせません。

UA値(外皮平均熱貫流率)は、屋根・壁・床・窓など家全体からどれだけ熱が逃げやすいかを示す数値で、値が小さいほど断熱性が高くなります。ηAC値(冷房期の外皮平均日射熱取得率)は、夏の日射熱がどれだけ室内に入りやすいかを表す指標で、こちらも小さいほど日射を抑えやすく冷房負荷が減ります。

当社施工例「こもるとつどうの家」では、UA値0.37・ηA値1.0を実現しており、これは一般的な基準より一段高いレベルで、四季を通じた温度ムラの少ない暮らしを支えています。

断熱窓が建築全体に与える影響(快適性・光熱費・結露)

断熱窓の性能は「体感温度・結露・光熱費」を大きく左右する、注文住宅の要です。

断熱性能の低いアルミサッシと比べ、樹脂サッシや木製サッシは熱伝導率が大幅に小さく、窓際の冷気やコールドドラフト(窓辺からの冷たい下降気流)を大幅に減らせます。実際に、高断熱樹脂サッシ+複層ガラスの住宅では、窓周りの表面温度が上がり、冬でも窓際でくつろぎやすく、結露やカビの発生リスクも小さくなります。

さらに、熱の出入りが小さくなることで冷暖房負荷が減り、長期的な光熱費削減にもつながるため、初期コスト以上の価値を生む部位だと私たちは考えています。

当社が採用する断熱構造と窓仕様の実例

私たちは「窓だけではなく、基礎・壁・屋根断熱まで含めたバランスのよい断熱構造」を前提に、断熱窓を選定しています。

例えば前述の新築事例では、基礎に押出法ポリスチレンフォーム、壁に高性能グラスウール、屋根にセルロースファイバーを採用し、窓には樹脂サッシ+アルゴンガス入りLow-Eガラスを組み合わせています。

この構成により、外気温の変化を受けにくい「外皮」をつくりながら、窓からの日射取得や眺望も確保し、家族がこもることも集うこともできる自由度の高い空間を実現しました。断熱等級や耐震等級といった性能も意識しつつ、地域の気候や暮らし方に合わせた最適解をご提案するのが、私たち建築会社の役割だと考えています。


注文住宅×建築の視点で見る「断熱窓の構造情報」と選び方

断熱窓選びでは「枠の素材」「ガラス構成」「気密・施工性」という三つの構造情報を押さえることが、失敗しない注文住宅づくりの基本です。

枠の素材は、アルミよりも熱を伝えにくい樹脂や木製が有利であり、ガラスはLow-E複層やトリプルガラスを選ぶことで熱の出入りを大幅に減らせます。具体的には、私たちは樹脂サッシ+Low-E複層ガラスを標準的な選択肢とし、地域やプランによってはトリプルガラスや日射遮蔽型ガラスも提案しながら、性能とコストのバランスを調整しています。

サッシの素材別特徴(アルミ・樹脂・木製)

窓枠の素材は「断熱性・耐久性・メンテナンス性・コスト」のバランスで選ぶことが重要です。

アルミサッシは強度と価格の面でメリットがありますが、熱を伝えやすく断熱性能では劣るため、高断熱住宅には不向きとされます。樹脂サッシは熱伝導率がアルミの約1/1000ともいわれるレベルで低く、断熱性と気密性に優れ、寒冷地を中心に広く採用されている素材です。

木製サッシはさらに高い断熱性と質感を持ちますが、メンテナンスやコスト面の配慮が必要になるため、当社では立地やデザイン性、予算を踏まえた上で個別にご提案しています。

ガラス構成とLow-E・トリプルガラスの考え方

最も大事なのは、ガラス構成が「断熱重視なのか、日射取得や眺望重視なのか」を明確にして選ぶことです。

Low-Eガラスとは、特殊金属膜をコーティングして熱の出入りを抑えるガラスで、複層ガラスやトリプルガラスと組み合わせることで高い断熱性や日射遮蔽性を発揮します。樹脂フレーム+トリプルガラスでは、熱貫流率0.90W/㎡K程度の非常に高い断熱性能も実現可能で、寒冷地や全館空調と組み合わせるケースに適しています。

一方、南面の窓では冬の日射取得を狙ってガラス種を調整するなど、方位や暮らし方に応じてLow-Eの種類や層構成を変える設計が、建築のプロとしての腕の見せどころになります。

構造情報を踏まえた「失敗しない窓計画」の具体例

失敗しない窓計画は「方位別にサイズと性能を調整する」ことがポイントです。

例えば、南面は冬の日射を取り込みつつ庇や軒で夏の日差しを遮る計画とし、高性能な断熱窓を大きめに配置することで、明るく暖かいリビングをつくることができます。逆に、西面や東面の大きな窓は夏の日射が強くなりやすいため、必要以上に大きくせず、遮蔽性能の高いガラスや外付けブラインド・袖壁などと組み合わせて計画するのが賢明です。

当社の事例では、吹き抜けと回廊を設けた大空間であっても、窓の性能と配置を綿密に計画することで、1階と2階の温度差を抑えつつ、こもる場所と集う場所が共存する心地よい住まいを実現しています。


よくある質問

Q1. 注文住宅で断熱窓を選ぶとき、最初に見るべきポイントは?

最初に見るべきなのは、窓単体の性能値だけでなく、建物全体のUA値と窓の素材・ガラス構成をセットで確認することです。

Q2. UA値はいくつを目安にすればよいですか?

快適性と省エネ性を両立したい場合は、UA値0.4前後を一つの基準とし、地域の気候や予算に応じて調整するのがおすすめです。

Q3. 樹脂サッシとアルミサッシ、注文住宅ではどちらがおすすめですか?

断熱性能を重視する注文住宅では、一般的に熱伝導率の低い樹脂サッシのほうが窓際の冷えや結露を抑えやすく、おすすめしやすい選択肢です。

Q4. トリプルガラスは必ず採用すべきでしょうか?

トリプルガラスは高い断熱性能を持ちますが、コストや重量も増えるため、気候条件や全館空調の有無などを踏まえて必要な部分に絞って採用するのが合理的です。

Q5. 断熱窓にしても結露は完全になくなりますか?

高断熱窓は結露を大きく減らせますが、室内の湿度が高すぎるとガラス縁や枠に結露が出ることもあるため、適切な換気計画と湿度管理が重要です。

Q6. 窓の性能と耐震性の関係はありますか?

窓そのものが耐震等級を決めるわけではありませんが、開口部が大きく増えると耐力壁が減るため、窓の位置・大きさと構造計画を同時に検討する必要があります。

Q7. 高断熱の注文住宅は、本当に光熱費が下がりますか?

断熱性能の高い外皮と高性能窓、適切な日射取得を組み合わせた住宅では、冷暖房負荷が減ることで長期的に光熱費が下がる事例が多数あります。

Q8. 実例としてどのくらいの性能の家を建てていますか?

当社の新築事例では、UA値0.37・ηA値1.0・C値0.30といった高水準の性能を実現し、快適性と省エネ性の両立を図っています。

Q9. 窓まわりのデザイン性と性能、どちらを優先すべきでしょうか?

性能をベースにしながらデザインを調整するのが失敗しにくい順序であり、方位・開口バランスを工夫することで両立が可能です。


まとめ

理想の注文住宅には「樹脂サッシ+Low-E複層ガラス以上の断熱窓」と「UA値・ηAC値を踏まえた外皮計画」が欠かせません。

窓の構造情報(枠の素材・ガラス構成・施工性)を理解し、方位ごとにサイズと性能を変えることで、夏も冬も快適で光熱費の抑えられた暮らしが実現します。

私たち株式会社四方継は、実際の施工データと地域の気候を踏まえた断熱窓と構造計画をご提案し、世代を超えて受け継がれる価値ある注文住宅づくりをお手伝いしています。

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おもな事業:建築 × 地域活性化
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